そば湯には正しい飲み方があった!そば湯の歴史と飲み方をご紹介します!
かけそば、ざるそば、月見に天ぷらと
サラリーマンの強い味方「そば」ですが、
お蕎麦屋さんで出される「そば湯」はどうやって飲みますか?
余ったそばつゆにそのまま入れる派?
それとも湯のみに入れてそのまま飲む派?
皆さんそれぞれ好みの飲み方があると思いますが、
正しい飲み方があるのをご存知ですか?
そんなそば湯の正しい飲み方とそば湯の歴史を調べてみました!
そばのあれこれ
農林水産省の発表によると平成27年度の
そば収穫量トップスリーは
1位 北海道 16,000t(全体の46%)
2位 長野 2,340t( 〃 7%)
3位 茨城 1,980t( 〃 6%)
と北海道がダントツでトップに立っています。
お蕎麦と聞くと信州を思い浮かべる方も多いと思うので
ちょっと意外ですね。
そばは日本だけの食べ物かと思いきや海外でも生産されています。
世界の生産量の約60%はロシアと中国で賄っているそうです。
日本の生産量はというと世界全体でみると約2%程ととても少ないです。
また、日本のそば輸入量は中国が全体の約80%、アメリカが約10%、
ロシアが約7%の順になっています。
日本で消費されるそばの約80%は輸入品に頼っているそうですよ。
そば湯の歴史と正しい飲み方
そばはもともと江戸時代に「もりそば」から始まったと言われているそうです。
その頃、もりそば茹でずにせいろで蒸して作られていて、
後に海苔を乗せたざるそばが登場したんだそうです。
ざるそばは茹でてせいろではなく竹ざるに持ったことから
ざるそばと呼ばれ、汁ももりそばとは違っていたんだそうです。
今では海苔がかかっているか、いないかの区別で考えられていますが
本来は作り方も違ったんですね。
そば湯の始まりは?というと
江戸時代に信州地方で消化を助ける役割があるということで
飲み始めたという説があるようです。
そばには食物性のタンパク質がたっぷりと含まれていて
ビタミンや食物繊維などの栄養が体に良いとされています。
その中でもルチンと呼ばれる水溶性のビタミンが豊富で
抗酸化作用や血管を強くする働きがあるそうです。
そんなそばを茹でた後のそば湯、
本来は湯のみなどについでそのまま飲むが正解のようです。
塩分は血管を弱めてしまうので、そばつゆ(塩分)に入れてしまうと
せっかくのルチンの効果が低くなってしまうというのが理由のようです。
もちろんそばつゆにそば湯を足して飲んでも美味しいですよね、
ただ、つゆが濃い状態では塩分の取りすぎになってしまうので
そこだけは注意した方が良さそうです。
少しはお役に立ちましたでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございました。