「オノマトペ」という言葉を聞いたことはありますか?
日本語には「オノマトペ」がたくさん使われているそうなんです。
皆さんの普段何気ない会話の中にもオノマトペは含まれていて
意識せずに使っているんですよ。
今回はそんなオノマトペの意味や語源、例などを調べてみました。
オノマトペって何?
オノマトペとは擬音語や擬態語と呼ばれています。
擬音語とは実際に人が耳にする音を言語表現したもので
犬の鳴き声の「ワンワン」やニワトリの「コケコッコー」などを言います。
擬態語とは、実際に音はしないけれどその状態を音で表した言葉です。
例えば、星が「キラキラ」ひかるや、布団が「ふかふか」で気持ち良いなどです。
オノマトペの語源はというとギリシャ語のオノマトピア
「onomatopoiia」と言われています。
オノマトピアとは名前を意味する「onoma」と
作ることを意味する「poiein」が由来で「言葉を作る」
という意味合いもあるそうです。
日本語には外国語に比べるとオノマトペを非常に多く使用する言語
なのだそうですが、なぜ日本語には多いかというと、
それは動作を表す動詞が少ないからと言われています。
例えば「笑う」を辞書で調べると、
英語では、
・laugh 声を出して
・smile 微笑する
・chuckle くすくす
・giggle 歯を見せてにこっと
・simper にやにや
など幾つか表現があるのに対し、
日本語では、笑う、微笑むなどに限られてしまうからです。
そんな時にもっと細かく伝えたいとなると、
ゲラゲラ、クスクス、ヘラヘラなどオノマトペを使って表現するんですね。
そんなオノマトペは自分で自由に作ることができるんです、
だって音は人それぞれ違って聞こえることだってありますよね。
コケコッコーがクックドゥードゥルドゥーって聞こえたって良いんです。
もしかすると何気なく使っているオノマトペよりもしっくりくる言葉も
見つかるかもしれないなんて面白いですよね!
意外なところでもオノマトペが!
オノマトペを良く目にするのものとして漫画があります。
実に様々なオノマトペが使われていると思いますが、
そんな中で音がない静まり返った状態の時に使われる
「し〜ん」という表現を初めて使ったのは漫画家の手塚治虫先生
と言われているそうですよ。
作家では宮沢賢治がオノマトペの達人と言われているそうです。
「注文の多い料理店」では数多くのオノマトペが使用されています。
オノマトペによって想像力がより働き情景が思い浮かぶんですね。
どんなオノマトペが使われているか?私だったらこう表現するかな?
なんて考えながら読書するのも良いかもしれませんね。
意外に身近な「オノマトペ」、少しはお役にたてたでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございました。