日本は高齢化が進んでいるというニュースを良く見ますが、
内閣府の発表によると2015年10月時点で総人口の
約26.7%が65歳以上の高齢者だそうです。
2060年には2.5人に1人が65歳以上で高齢化率は
39.9%にもなると予測されているそうです。
出典:平成28年版高齢社会白書
その中で18歳以上で自動車の運転免許を8割近くの人が
持っているんだそうです。
今後、高齢化が進むとさらに増えて行くことと思います。
そんな中、運転に自信がなくなった方、体力的に不安を感じている方など
高齢ドライバーを中心としたの免許返納が話題ですが、
車を運転しなくても運転免許証は持っていたい方も多いのではないでしょうか?
運転免許証は暮らしの中で身分証明の役割を果たすことも多いですよね。
でも運転免許証を返納しても代わりとなる身分証が発行できるんです。
今回は運転免許返納と代替身分証、返納による特典をまとめてみました!
免許返納方法は?
免許を返納するには各都道府県の警察署、運転免許センターで手続きが必要です。
本人が申請する場合は、有効期限内の運転免許証を持参してください。
本人が病気等で家族(代理人)が申請する場合は、
運転免許証の他に本人が手続きに来れないことを証明するもの
(医師からの診断書など)と本人の委任状が必要となります。
返納は大型免許と普通免許を持っている場合など、
一部(大型免許だけ)を返納することも可能です。
ただし、一度返納してしまった免許はどんな理由があっても
復活することはできないため、返納する際はご注意ください。
返納後の身分証明はどうやって?
運転免許を返納してしまったら、身分証明証がなくて何かと不便ですよね?
そんな時のために「運転経歴証明書」というものを申請することができます。
運転経歴証明書は運転免許を自主返納した人を対象に
申請が可能で、運転免許証と同じようなデザインで
公的な身分証明証として使用することができます。
既に返納してしまった人でも返納後5年以内であれば申請すことができます。
運転経歴証明書は運転免許証の返納と一緒に申請すると手間が省けますよ!
運転免許証を失効してしまった人は、残念ながら返納も運転経歴証明書の
申請をすることはできません。
返納特典てナニ?
運転免許を返納すると特典もあります。
お住いの各自治体や企業が返納者をサポートするために設けられていて
公共交通機関(バスやタクシーなど)の運賃割引や
宿泊施設、レジャー施設の割引、お食事処でワンドリンクサービスなどがあります。
自治体によって特典は様々ですので詳細は
市報やホームページなどでご確認ください。
また返納は高齢者に限らず、病気や怪我をしてしまって運転に
不安がある人などは免許証が有効であればどなたでも返納可能です。
ただし、返納後の復活はできませんので、
くれぐれも慎重にご検討されることをお勧めします。
法改正等もありますので、返納される際は最新の情報を
警察署等で確認してから手続きされるようにしてください。
少しはお役に立ちましたでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございました。